10月 18, 2005

「二つの山-畠山直哉 バルタザール・ブルクハルト-」展開催のお知らせ

スイスの対日キャンペーン・プログラム「ダイナミック・スイスキャンペーン」に際し、写真家畠山直哉とバルタザール・ブルクハルトによる、スイスと日本の山をテーマにした写真展を開催致します。

会期:
2006年4月~7月
会場:
東京アートミュージアム(安藤忠雄建築研究所設計)

「二つの山-畠山直哉 バルタザール・ブルクハルト-」展

■「ダイナミック・スイスキャンペーン」
スイスは、2005年の愛知万博への出展を機に、2004年10月より対日キャンペーン・プログラム「ダイナミック・スイスキャンペーン」を展開しています。2005年9月の愛知万博閉幕後、同キャンペーンの重点が文化プログラムへ移行します。そこで、2005年秋より、スイスの国際文化交流機関であるプロ・ヘルヴェティア財団(Pro Helvetia)主導のもと「0406スイス・コンテンポラリー・アート・イン・ジャパン」プログラムが本格的にスタートし、日本各地の20以上の都市で、34のプロジェクト・200以上のイベントが順次開催されます。「二つの山-畠山直哉 バルタザール・ブルクハルト-」展は「0406スイス・コンテンポラリー・アート・イン・ジャパン」プログラムのひとつであり、プロ・ヘルヴェティア財団の助成を受けています。
ダイナミック・スイスキャンペーン公式HP:www.dynamic-switzerland.jp

■「二つの山-畠山直哉 バルタザール・ブルクハルト-」展主旨
「二つの山-畠山直哉 バルタザール・ブルクハルト-」展は、二人の現代写真家、畠山直哉とバルタザール・ブルクハルトがそれぞれ国を交換し、スイスと日本、二つの山を撮影する交流展覧会です。スイスといえば「山」とすぐ思い浮かびますが、スイス人作家が日本の山を、日本人作家がスイスの山を撮ることで、新しい「山」を表現いたします。作家二人は、実際お互いの国を訪れ、撮影を実施し、出品作品はすべて撮りおろしの新作により構成されます。現代日本を代表する写真家であり、木村伊兵衛賞受賞作家である畠山直哉は、2004年夏に下見を行った後、2005年夏1ヶ月間スイスに滞在し、ユングフラウヨッホやマッターホルンなどスイスの山々をめぐり、「人間が山に対して持っている欲望」をテーマに撮影を実施しました。また、今回は写真の原理を利用したドローイング作品にも挑戦、新たな境地も発表いたします。
現代スイスを代表する写真家であり、近年ヨーロッパで非常に人気の高い作家である、バルタザール・ブルクハルトは、2005年6月に日本に滞在し、世界遺産の和歌山県熊野の山々や神社仏閣、高野山の神秘的な山々を撮影しました。ブルクハルトは日本の山々と山のもつ「信仰」をダイナミックな写真で表現いたします。
また本展の会場となる東京アートミュージアムは、日本が世界に誇る建築家安藤忠雄設計による新しい美術館です。
本展覧会が畠山直哉、バルタザール・ブルクハルト両作家の新たな側面をひきだし、そして多くの方々に、二人の才能ある作家の作品を通して、日本とスイスという二つの文化に触れていただくことを願っています。

二つの山展実行委員会実行委員長/本展キュレーター
清水敏男

■展覧会詳細
名称:
「二つの山-畠山直哉 バルタザール・ブルクハルト-」
会期:
2006年4月~7月
会場:
東京アートミュージアム(安藤忠雄建築研究所設計)
作家:
畠山直哉、バルタザール・ブルクハルト(Balthasar Burkhard)
主催:
二つの山展実行委員会

助成:Pro Helvetia、Stanley Thomas Johnson Foundation
協賛:株式会社資生堂
キュレーター:清水敏男
お問い合わせ:二つの山展実行委員会 担当:舟越

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