10月 27, 2010
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICEは、豊洲に新しくオープンした「豊洲フロント」のアートワークをプロデュース致しました。
造船工場跡地に計画された本プロジェクトは、「海」「造船の歴史・技術」「造船技術の軌跡」をテーマに敷地全体にアートを展開しています。名和晃平やplaplax、des+artという話題のアーティストによる新しいアートが活気ある街を彩り、多くの人々に親しまれています。また、各アートは今までにない技術や表現方法に挑戦致しました。
■豊洲フロントアートワーク
作家 :名和晃平、plaplax、des+art
アートディレクター:
清水敏男(美術評論家、学習院女子大学教授)
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
建物名称:豊洲フロント
所在地:東京都豊洲3丁目2番20号
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作家名:名和晃平 Kohei Nawa
作品名:「VIA-WALL」
制作年:2010年
サイズ:H5000×W3030×D1600mm
素 材:アルミニウム、塗装
コンセプト:
感覚やリアリティを宿して浮遊するセル(細胞、粒)は情報化時代の感性の表現であり、それらはあらゆる物体や壁を通過します。豊洲のこれからのあり方、新しい世代を象徴するかのようです。
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作家名:plaplax プラプラックス
作品名:「ルミナミオ」
制作年:2010年
サイズ:H400×W1840×D800mm(2点)
素 材:アルミニウム、塗装、強化合わせガラス、領域センサー、LED等
コンセプト:
海上を船が進む時にできる澪のように、足下から光の波が立ちあらわれます。行き交う船の航跡や波間の輝きをあらわす光の瞬きが、人々を豊洲の海へと誘います。
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作家名:des+art デザート
作品名:「トヨスノコシカケ」
制作年:2010年
サイズ:車輪タイプ/H700×W1300×D640mm
歯車タイプ/H420×W800×D820mm
素 材:産業遺構(車輪、歯車)、ステンレス、塗装
コンセプト:
かつてこの地の造船工場で使用されていた歯車と車軸に、キノコがうまれてきました。豊洲の歴史と新しい生命を感じさせるベンチです。
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・作家履歴
名和晃平 Kohei Nawa
学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2009年東京のメゾンエルメス・フォーラムにて個展「L_B_S」を開催。ブリスベンのAsia Pacific Triennial(2009/2010)、Busan Biennale(2010)、Banglades Biennale(2010)、など国際展への参加も多数。2011年6月には日本の美術館での初個展を東京都現代美術館にて開催予定。
Plaplax プラプラックス
納鏡子、筧康明を中心にコラボレーションを開始。現在、小原藍が加わり4名で活動。「文化庁メディア芸術祭イスタンブール展」(2010)、「Ars Electronica」(2007-08)など国内外で作品を発表する一方、公共・商業空間の演出や大学との共同研究など幅広く活動している。
des+art デザート
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICEがディレクションするデザインブランドです。des+artは、デザイン(design)とアート(art)の境界線上で活動し、食後のデザートのように、心の豊かな生活のために欠かせない価値を持った作品づくりを目指しています。
2009年東京都大田区立矢口南児童公園改修デザイン