2月 9, 2012
横浜みなとみらい21地区の玄関口に新設の横浜三井ビルディングに、イスラエル系オランダ人の国際派アーティスト、ラム・カツィールと、グラフィック分野でも活躍する舟橋全二によるアートワークをプロデュースしました。ラム・カツィールの彫刻「Grow」は具象と抽象の中間的な人間の形の彫刻で、希望の象徴である太陽を見つめ、みなとみらいを訪れる人々を迎えます。舟橋全二の「時を走る」はベンチと防風板という二つの機能を備えた彫刻で、横浜を象徴する船と、ビル内にある鉄道模型博物館を想起させる列車をイメージしています。
お近くにお寄りの際はぜひお立ち寄りください。
■横浜三井ビルディング アートワーク
竣工年:2012年
作家:ラム・カツィール、舟橋全二 (全2作家・2作品)
所在地:神奈川県横浜市西区高島1-1-20
施主:三井不動産株式会社
建築設計:株式会社日建設計
■アートワーク詳細
ラム・カツィール「Grow」
種類:彫刻
素材:ブロンズ、ステンレス
サイズ:H3600
舟橋全二「時を走る」
種類:彫刻(5体組作品)
素材:スチール
サイズ:H2500〜3800mm
■Biography
ラム・カツィール / Ram Kazir
1969年、 イスラエル生まれ。現在、オランダ・アムステルダムを拠点に活動。やさしさと、ユーモア、そして独創性あふれる作品で人気の高い若手アーティスト。日本にも造詣が深く、フランス政府の招待により京都に滞在した経験を持つ。ニューヨーク近代美術や国際芸術センター青森での展覧会や、オランダ防衛省ヘッドクウォーターへのパブリックアート作品設置など、世界を舞台に活躍している。
舟橋全二 / Zenji Funabashi
1942年、神奈川県生まれ。 1965年、多摩美術大学デザイン科卒業。
70~80年カナダおよびアメリカに移住。現在は主に切り紙手法によるイラストレーション制作のかたわら、木工デザイン・金属板による造形・レリーフ制作及びサインモニュメントなど立体制作も手懸ける。受賞、個展多数。作品集に『舟橋全二 ブラック&ホワイト』。