1月 11, 2024

THE MIRROR 呈茶会のご案内

『赤い絵とひと碗の緑』

アニッシュ・カプーア&村瀬治兵衛

 

Photo 梶原敏英

 

新年明けましておめでとうございます。新しい年の皆様のご多幸とご健勝をお祈り申しあげます。

さてこの度、アーティスティック・ディレクター清水敏男が主宰する《THE MIRROR》にて漆芸家三代目村瀬治兵衛氏による呈茶会を行うことといたしました。

《THE MIRROR》は伝説の『松川ボックス』(宮脇檀設計)を舞台に現代アートをはじめとするクリエイティヴな活動を展開する場です。

最初に取り上げたのはアニッシュ・カプーア。
現代世界で最もアクティヴなアーティストで清水敏男とは30年以上の親交があります。この度の呈茶会は一服のお茶を喫しながらアニッシュ・カプーアの作品を鑑賞していただく機会として企画いたしました。

三代目村瀬治兵衛氏は2019年初冬にロンドンの日本大使館にて『THE NEW LOOK OF TEA』展(清水敏男プロデュース)を開催した際にアニッシュ・カプーアのアトリエを訪れ一服の茶を介して深い交流を持ちました。

立春が過ぎ少しずつ日が延びはじめた頃、二人の作家の交流に想いを馳せながら皆様に心をあたたまるひと時を過ごしていただければ幸甚に存じます。

*椅子にご着席いただく『立礼式』でございます。お気軽に足をお運びください。

【日時】
2月12日(月・祝)お席1(10時〜11時)、お席2(11時30分~12時30分)
2月13日(火)お席3(13時〜14時)、お席4(14時30分~15時30分)

【内容】
・『アニッシュ・カプーア in 松川ボックス』展鑑賞
・清水敏男によるトーク
・村瀬治兵衛氏作品特別展示の鑑賞
・村瀬治兵衛氏によるお呈茶

【料金】
お一人様 3,850円(税込)入場料、呈茶(薄茶1服、お菓子付き)

【定員】
各回 10名

【会場】
《THE MIRROR》〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-14-15 松川ボックス A棟

【お申し込み】
▼STORES予約システムからご予約ください
https://coubic.com/themirror/4824268

清水敏男
東京都庭園美術館キュレーター、水戸芸術館現代アートセンター芸術監督を経て1997年よりインデペンデントキュレーター事務所主宰。Ise Cultural Foundation(New York)芸術監督(1998年〜2001年)、上海ビエンナーレ芸術監督(2000年)、上海万国博覧会日本産業館キュレーター(2010年)などを歴任。東京ミッドタウン六本木・日比谷、大手町フィナンシャルタワーなどのパブリックアートの芸術監督。学習院女子大学・大学院教授(美術史、アートマネジメント)TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE代表

村瀬治兵衛
当代 村瀬治兵衛は、江戸時代より七代続く木地師家に生まれ、三代前から木地師の仕事に加え漆塗りまで一貫して国内外で高い評価を得ています。
主な展覧会:東京国立近代美術館工芸館 「近代工芸と茶の湯」展出品(2015、2016)在英国日本国大使館「THE NEW LOOK OF TEA」(2019〜2020)展、国立工芸館石川移転開館記念展Ⅲ「近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―」出品(2021)
主な所蔵先:メトロポリタン美術館(米)、大英博物館(英)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(イギリス)他多数

宮脇檀
1936年、画家 宮脇晴を父にアップリケ作家 宮脇綾子を母に名古屋で生まれました。東京藝術大学、東京大学で建築を学び一貫して住宅設計に携わりました。1998年に亡くなりました。代表作「松川ボックス」「伊藤清永美術館」「和鋼博物館」など

アニッシュ・カプーア Sir Anish Mikhail Kapoor
CBE, RA  1954年ムンバイに生まれました。ロンドンのHornsey College of Art、Chelsea School of Art and Designで学び、ロンドンを中心に制作活動を行っています。2000年のベニスビエンナーレ英国代表としてthe Premio Duemila Prizeを受賞。翌年にはTurner Prize、2011年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。世界各地で活躍する現在最も重要なアーティストの一人です。

 

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