概要
作家:山岸 紗綾
制作年:2014
サイズ: H:195 x W:230 x D:9 mm
素材: 銀, 漆
プロジェクト: 港区立西麻布いきいきプラザ
「松=おめでたい=お正月」、「色かえぬ松=晩秋」など、古くより日本人に愛されてきた「松」は日本の景色に欠かせない植物の一つである。その「松」のある景色を、長い間日本の女性に愛され寄り添って来たことから「飾る」ことの象徴として捉える「簪」という形で表現した。漆の伝統技法である蒔絵という加飾技法によって表現された「松」は簪の枠を越え、空間へ、さらに見る人の記憶の景色へと繋がってゆく。