概要
作家:タムラサトル
制作年:2014
素材: 粉体塗装, 産業遺構
プロジェクト: 豊洲フォレシア
アンカー(錨)は巨大な船舶を係留するためにある。
それゆえに重くなければならない。
その重くなければならないアンカーに260個もの穴を開け軽量化した。
それはアンカーの存在理由を無視あるいは破壊してしまうことだ。
このアンカーはもうアンカーとしての役割は果たせない。
軽くなったアンカーは陸でモニュメントとして生き残る。
海中にあるべきものが陸に上がったのだから、重くあるべきものが軽くなってもいいと思う。