概要
作家:カールステン・ニコライ
制作年:2009
サイズ: H:3500 x W:3500 x D:3500 mm
素材: ステンレス
プロジェクト: 霞が関ビルディング
poly stellaは、霞が関ビルディングの新しい広場のために制作されたパブリックスペースのための彫刻です。
本作品の形態は、複雑な多面体構造であり、自然界で成長する物体の形態をモデル化したものと言えます。
作品は非常に多様に見えますが、単一のエレメントの集積で構成されています。シンプルな構成要素がたくさん集まると複雑なシステムとなる、ということの驚くべき実例と言えるでしょう。
本作品は、広場において人目を引くランドマークとしての役割を果たすでしょう。この彫刻は潜在的無限性を示すことで、進歩と創造を視覚化するプロセスを、彫刻という物体に固定化したものと考えて頂きたいと思います。彫刻の表面は、このことをよりよく示しており、滑らかで輝くスチールの表面の、反射の面白さは、いろいろな角度から見ると、エレメントの数が数倍に見えることで、常に変化するという効果を生み出します。
さらに本作品は、数学的に生成された魅力的な作品であり、その形態は生の様々な側面を描き出すことでしょう。通行人、周囲の環境、そして常に変化する広場が、本作品の印象的な外観と、その概念的な性格の両方に映り込むのです。