EXHIBITION

『春の音色を聴く 〜有元利夫 in 松川ボックス〜 』

開催概要

名称:
有元利夫は1985 年 2 月に38 歳の命を閉じました。しかし10 年余りの短い時間に描かれた絵画は今なお多くの人を魅了し続けています。
19 世紀末以降の日本の美術は欧米の近代美術とは異なった歴史を歩んできました。
デカルトを経験していない日本人が近代的価値とその表現である近代美術を受け入れることは難しかったのです。
しかしその困難さは反対に近代に疑義を持ち始めた欧米やアジアを含む人々に「救いの手」を差し伸べたように思います。
有元利夫はそうした「救いの手」を差し伸べた一人です。
近代以前のイタリア絵画につながることで、有元利夫は近代が失った精神性を表現することに成功しました。
エニグマティックで不透明、不可思議な表現は多義的な解釈を可能とし、人々の想像力に働きかけます。
そして安堵と安らぎの時空を提供します。
松川ボックスを舞台に展開しているギャラリー『THE MIRROR 』は個人住宅でアートと建築空間を味わう場です。有元利夫の作品をゆっくりと鑑賞いただければ幸いです。

※特別展示『サンフランシスコの浜口陽三』
パリ時代が長かった銅版画家浜口陽三がサンフランシスコに移住してからの時代(1981年から1996年)に焦点を当てます。特に1989年に描いた油彩画『サンフランシスコの赤いカモメ』を初めて公開します。


THE MIRROR アーティスティッ ク・ディレクター 清水敏男


会期:2024 年 4 月9 日(火)~ 5 月18 日(土)→好評いただき会期延長 5月28日(火)〜 6月22日(土)
※特別展示『サンフランシスコの浜口陽三』
会場:松川ボックス
主催:TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
開廊時間:火曜 ~土曜日 午後 1 時から 5 時まで、 1 時間ごとの入れ替え制
休廊日:日曜日・月曜日
入場料:1,000 円(税込)、大学生以下 500 円(税込)、中学生以下 無料(未就学児の来場はご遠慮ください)

Toshio Arimoto passed away in February 1985 at the age of 38. However, the paintings he created in just over a decade continue to captivate many people even today. Since the end of the 19th century, the path of art in Japan has diverged from that of Western modern art. It was difficult for Japanese, who had not experienced Descartes, to embrace modern values and their expression in modern art.
Yet, this difficulty, on the contrary, seemed to extend a "helping hand" to people in the West and the other part of the world who began to question modernity. Toshio Arimoto was one of those who offered such a "helping hand." By connecting to pre-modern Italian painting, Arimoto successfully expressed the spirituality that modernity had lost. His enigmatic, opaque, and mysterious expressions allow for multiple interpretations and stimulate people's imagination, providing a space and time of comfort and tranquility.

Artistic Director Toshio Shimizu
期間: 2024.04.09(Tue) - 2024.05.18(Sat)
会場: 松川ボックス
住所: 東京都新宿区西早稲田-2-14-15
主催: TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE

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