ロダン以降の彫刻の礎を気づいたアントワーヌ・ブールデルと、その娘婿で工業デザイナーの先駆者であったミッシェル・デュッフェの二人を紹介する展覧会です。ブールデルについては、初期から晩年にいたるまでの代表作を選び、美術館内ならびに庭園に展示し、デュッフェ作品についても、代表作の金属製デスクなどをアールデコ装飾の美術館内に展示しました。デュッフェはアールデコのデザイナーとして活躍した後、工業デザイナーへと変貌し、二つの異なる時代をつなぐ作家だったといえます。この二人の作家について、まとまった日本語文献がないことから、それぞれ4万字以上の伝記を記載したカタログを発行しました。