メキシコで日本の現代美術を紹介する展覧会。建築をモチーフに、時間と存在の関係を作品とする二人の作家川俣正、平田五郎がメキシコの現地で新作を 制作し、国際交流基金とメキシコ国立美術インスティテュートの助成によって実現したものです。1ヶ月あまりの会期中に八千人以上の入場者が訪れ、同現代美 術センター始まって以来の入場者数を記録しました。エクス・テレーザ国立現代美術センターは、コロニアル時代の教会をそのままつかったもので、国際的現代 美術、パフォーミングアーツを積極的に紹介しています。川俣正と平田五郎の二人はメキシコに滞在し、会場の内外でサイトスペシフィックな仕事を行いまし た。
川俣正はエクス・テレーザ国立現代美術センター周辺にひしめく不法路上マーケットを営む人々のために露天の店鋪をつくる、というプロジェクト『Fayuca(密売品)』を展開いたしました。
平田五郎はメキシコに二ヶ月間滞在し、パラフィンワックスによる建築、『マインドスペース』をエクス・テレーザ現代美術センターのチャペルを制作しました。
参加作家:川俣正、平田五郎
Temporary… 報告会
会期:2002年10月15日 6時?8時
会場:スパイラルルーム
川俣正、平田五郎、“Temporary…”展キュレーター清水敏男による、スライド、映像と共に展覧会の報告会を開催いたしました。