4月 19, 2024

展覧会『サンフランシスコの浜口陽三』予約開始

2024年5月28日(火)〜 6月22日(土)

 

『サンフランシスコの浜口陽三』

 

この度THE MIRRORでは『サンフランシスコの浜口陽三』展を開催いたします。
パリ時代が長かった銅版画家浜口陽三が
サンフランシスコに移住してからの時代(1981年から1996年)に焦点を当てます。
特に1989年に描いた油彩画『サンフランシスコの赤いカモメ』を初めて公開します。
浜口陽三は銅版画の一種である「カラーメゾチント」の巨匠であり「油彩画」の存在は全く知られていません。
本展覧会は最晩年のサンフランシスコ時代の浜口陽三を知る貴重な機会となります。

 アーティスティック・ディレクター 清水敏男

 


開催概要
会期|2024年5月28日(火)〜6月22日(土)
会場|169-0051 東京都新宿区西早稲田2-14-15 松川ボックス A棟
開廊時間|火曜〜土曜日 午後1時から5時まで
完全予約制| 1時間入れ替え制
予約サイトはこちら▶︎https://coubic.com/themirror/3592707
定員|各回10名まで
観覧料|1名 1,000円(税込)、大学生以下 500円(税込)
中学生以下 無料(未就学児の来場はご遠慮ください)
主催|TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
アーティスティック・ディレクター|清水敏男
マネージングディレクター|酒田翠
ロゴマークデザイン|浅葉克己
instagram|@themirror_tsao
問い合わせ先|themirror@shimizuoffice.com

 


アーティスト 浜口陽三

1909年和歌山県に生まれ1927年に東京美術学校の彫刻科に入学したが、早々に中退しパリにわたり絵画制作に勤しむ。第二次世界大戦後に「メゾチント」という17世紀にヨーロッパで発明された技法に出会い、過去の技法と思われていた「メゾチント」に新しい息吹を吹き込んだ。「メゾチント」はもともと黒からグレーそして白への諧調のみで表現する技法だった。しかし浜口陽三はそこに色彩を加え、ゆたかで深みのある黒にほのかに浮かび上がる色彩をまとった形を浮かび上がらせることに成功した。これを「カラーメゾチント」と言い、浜口陽三はこの技法を駆使して数々の傑作を生み出し多くの賞を受賞した。サンフランシスコから帰国後の2000年に逝去した。

1909年  和歌山県に生まれる
1927年  東京美術学校彫刻科入学
1930年  東京美術学校を中退しフランスに渡る
1939年  戦争のため帰国
1951年  最初の銅版画個展を銀座フォルム画廊で開催
1953年  パリに移住
1955年頃 カラーメゾチントを始める
1957年  東京国際版画ビエンナーレ展で国立美術館賞、サンパウロビエンンーレ展で版画大賞を受賞
1981年  サンフランシスコに移住
1996年  帰国
2000年  逝去

 

アーティスティック・ディレクター 清水敏男

東京都庭園美術館キュレーター、水戸芸術館現代アートセンター芸術監督を経て1997年よりインデペンデントキュレーター事務所主宰。Ise Cultural Foundation(New York)芸術監督(1998年〜2001年)、上海ビエンナーレ芸術監督(2000年)、上海万国博覧会日本産業館キュレーター(2010年)などを歴任。東京ミッドタウン六本木・日比谷、大手町フィナンシャルタワーなどのパブリックアートの芸術監督。学習院女子大学・大学院教授(美術史、アートマネジメント)。


【ご来場にあたって】
・入れ替え制になりますのでお時間に余裕を持ってご来場ください。
・住宅地にあるギャラリーのため、ギャラリーの外でお待ちいただくことはご遠慮いただきますようご理解の程お願いいたします。
・開廊日が祝日の場合も開廊します。
・開廊日、開廊時間、入場時間は予告なく変更、臨時休業する場合があります。
・小中学生は無料ですが、チケット予約が必要です。
・団体や前売り他各種割引制度は実施しておりません。
・バリアフリー建築ではありませんので見学の際に配慮が必要な方は、事前にご相談ください。
・飲食持ち込み不可です。
・松川ボックス内の写真撮影はSNSに投稿する等の個人的利用に限り可能です。
展示物については会場にて撮影の可否をお知らせします。

今後のレクチャー、イベントスケジュールについては、決定後インスタグラム等でお知らせします。

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