うつしかえすもの(No.001)/うつしかえすもの(No.004)
2014
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概要
作家:石山 和広
制作年:2019
サイズ: H:3200 x W:3200 x D:2 mm
素材: アルミニウム, 紙
プロジェクト: The Best of the Best TMA Art Awards
日本は国土の7割が山岳地域であり、その文化の形成には山の存在が深く関わってきました。そもそも山は雲を留めることで川として人々に水をもたらし、また高く造形的であるその容姿から人々の想像力を掻き立て、かつ人類の敬いの対象でした。一方で、日本の庭にはその起源から石が欠かせないものとして備わっています。庭における「石」は常に山のメタファーです。この岩むき出しの山は、東京ミッドタウンパブリックアートのコンセプト、「ハイブリット・ガーデン」における「石」であり、同時に人々が変わらず敬意を抱いてきた山なのです。
実際、肉眼で山を眺めるよりも視覚情報が多いこの山の画像は、現実のよりもありありとした山のイメージを伝えます。それによって一般的な「写真」の印象を変えていくような視覚経験を与えることを期待しています。